公表結果をみて感じること・・・【厚生労働省より「平成28年度過労死等の労災補償状況」が公表されました。】

公表結果をみて感じること・・・【厚生労働省より「平成28年度過労死等の労災補償状況」が公表されました。】


こんにちは

 

厚生労働省より、「過労死等の労災補償状況」が公表されました。

大手広告代理店による長時間労働に関する事件や、働き方に関するさまざまな国の動きがメディアで報道されていることもあって、かなり注目されている内容です。

新聞報道等だけでしかみていなかったこともありますので、公表内容をもう少し詳しく見てみたいと思います。

 

脳・心臓疾患の労災補償状況

厚生労働省によりますと、平成28年度における、脳・心臓疾患に関する・・・

  • 請求件数は825件(前年差+30件)
  • 支給決定件数は260件(前年差+9件)

・・・となりました。

 

また、業種別でみてみると、

請求件数では・・・

  1. 運輸業、郵便業 212件
  2. その他の事業 158件
  3. 卸売り、小売業 106件

・・・の順で、運輸・郵便業が最も多い状況です。

支給決定件数では・・・

  1. 運輸業、郵便業 97件
  2. 製造業 41件
  3. その他の事業 27件

・・・の順で、と同じく、運輸・郵便業が最も多い状況です。

 

また、職種別で見てみると

請求件数では・・・

  1. 輸送、機械運転従事者 187件
  2. 販売従事者 97件
  3. サービス職業従事者 93件

・・・の順で輸送、機械運転従事者が最も多い状況です。

支給決定件数では・・・

  1. 輸送・機械運転従事者 90件
  2. 専門的・技術的職業従事者 30件
  3. 生産工程従事者 27件

・・・の順で、と同じく、輸送、機械運転従事者が最も多い状況です。

 

昨今のメディア報道でもあるとおり、運転される方、モノを運ぶ方の身体上への負担の高さがうかがえます。

 

精神障害の労災補償状況

平成28年度における、精神障害に関する・・・

  • 請求件数は1,586件(前年差+71件)
  • 支給決定件数は498件(前年差+26件)

・・・となりました。

 

また、業種別でみてみると、

請求件数では・・・

  1. 医療、福祉 302件
  2. 製造業 279件
  3. その他の事業 233件

・・・と医療、福祉が最も多い状況です。

支給決定件数では・・・

  1. 製造業 91件
  2. その他の事業 83件
  3. 医療、福祉 80件

・・・と製造業が最も多い状況です。

 

また、職種別で見てみると

請求件数では・・・

  1. 専門的、技術的職業従事者 361件
  2. 事務従事者 307件
  3. 販売従事者 220件

・・・の順で専門的、技術的職業従事者が最も多い状況です。

支給決定件数では・・・

  1. 専門的、技術的職業従事者 115件
  2. 事務従事者 81件
  3. サービス職業従事者 64件

・・・の順で、と同じく、専門的、技術的職業従事者が最も多い状況です。

 

専門的・技術的職業従事者のなかでも・・・

  • 保健師、助産師、看護師の職種の方々の請求件数は70件
  • 情報処理、通信技術者の職種の方々の請求件数は51件
  • 続いて社会福祉専門職業従事者の職種の方々の請求件数は45件

・・・であり、医療や福祉、あるいはIT関連といった、今の社会において特に欠かせない職種への従事者の方々の精神的な負担が高さがが伺えます。

 

精神障害の出来事別決定

出来事別での決定件数を見てみると・・・

  1. 上司とのトラブルがあった 265件
  2. (ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた 173件
  3. 仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事があった 158件

・・・の順で、上司とのトラブルが最も多くなっています。

う~ん。以前も述べていますが、精神的なストレスが、やはり上司を含めた人間関係にあることはとても残念なことですね・・・。

 

私としては、ありがたいことに尊敬できる上司や部下、仲間がいたので、仕事としてはやりやすいですし、仲間をケアしようという雰囲気も醸成されやすいです。

 

いずれにしても、職場の環境は文化そのものです。

確かに、成果追及も重要です。

また、ほとんどの場合、上司がその部下を選んで自部署に引っ張ってきたわけではないでしょう。だからといって、むちゃくちゃな扱いをしてよいかというとそうではないです。また、なにかをきっかけに、その人が変化し、成果を出すかもしれません。

そのような人が働きやすいような環境(文化)をつくるためには、いろいろな影響力を持つ上司が最優先で取り組むべきことがらであることを、しっかりと企業は教育すべきです。

 

なんなら、これは本気の提案ですが、職場管理も兼ねてストレス発散・コントロールロボットを職場に導入するのもありかもしれませんせんね。

 

 

以上、「公表結果を見て感じること・・・【厚生労働省より「平成28年度過労死等の労災補償状況」が公表されました。】」でした。

 

 

 

 

 

 

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