こんにちは。
田舎に暮らしている私としては、たまにですが、東京に出張するケースがあります。せっかくの出張ですから、新しい場所、人気がある場所などなどを視察・散策する機会があります。
そんな中、先日、メディアでもよく紹介されている【ブルーボトルコーヒー】に行ってきました。(田舎者ですので許してやってください。)
いきなり、オープンスペースのような雰囲気にのみこまれて
なんだか、人だかりがあるスペースだなと思ってよく見ると、ブルーボトルコーヒーでした。(恥ずかしい・・・)
「やっぱり、違うなあ。。。都会のカフェは」と思いながら
「あれっ?」
ついたてもない、完全なオープンキッチン。。。それも、センター配置。
まわりのお客さまからは完全にみられる状態。キッチンスペースの下回りももちろん見ようと思えば見えてしまう。つまり、常にきれいな状態を保っておかなくてはならない・・・。
「ここに勤めているスタッフって、大変だなあ」
と思ってしまいました。
すこしばかり、飲食系に勤めていたこともあり、ついつい、従業員導線や清掃の事が気になってしまうのです。
よくわからない中で、コーヒーを注文して
とにかく、カフェに来たのだから、コーヒーを注文しようと、キャッシャーへ行く。ホットコーヒーをオーダー完了!!
すると、スタッフさんが
「ご準備できたら、名前でお呼びしますので、お名前をお聞かせください」
「えっ 名前?」
突然の質問にかなり動揺・・・。
「姓?名?どちらにしようか?外国の方もかなりいたので、だったら、ニックネームでもよいか・・・。」
こんなことを瞬間的に考えた挙句、結局、姓で・・・(超無難)
そのまま、場所を移動して、待つことに。
「あれは、私のかな・・・。」
スタッフさんが、一生懸命、私のためにコーヒーを作ってくれています。
まなざしや真剣さが私とキッチンとの距離をぐっと縮めてくれました。
「う~ん。やっぱり、オープンキッチンの醍醐味ってこれだよなあ」
見とれていると、できたようで・・・
「〇〇さん」
「はっ、はいっ。」
初めての利用の中での素朴な疑問
なんだか、よくわからないまま、空いてる席へ着席。
ちょうど、キッチンを囲むカウンターの一席。
最初の印象の通りで、少し目線をキッチン下へ移すと、とてもきれいになっていました・・・。
帰りの電車を待つため、そして、出張の疲れを少し癒すために、ブルーボトルコーヒーのカラーと若干近め?!の表紙の色合いである「UXの時代」という持参の本を取り出して、読み始めました。
「いやいや つくづくコーヒーおいしいな・・・」
「あれっ?ちょっと待てよ・・・。」
「あれっ?グラス?!・・・」
とても不思議に思いました。普通、ホットコーヒーとくれば、カップかなと。(今まで気づかなかったのかい??かなり時間が経ってるよ。あんた)
そこで、(みんな忙しそうでしたけども、あえて近場の)忙しそうにしているスタッフさんの一人に声をかけてみることとしました。
素敵な笑顔で目を輝かせながら
「忙しいところごめんなさい。ちょっと教えてほしいんだけど・・・。」
「はい!」
「普通、ホットコーヒーってカップで出すと思うんだけど、どうして、グラスなの?」
「ご質問ありがとうございます!!そのことを聞いてくれてとてもうれしいです!私たちのこだわりの一つで、コーヒー本来の味を楽しんでいただくために・・・グラスでご提供しています。」
※すいません。少し前の事なので、肝心なところの記憶が定かではないのですが、カップよりグラスのほうがおいしさが伝わりやすいという事だったと思います。(ワインでも、やはり、ワイングラス(の特に薄さ)によっておいしさが変わりますよね?
上記の通り、内容が飛んでしまったのですが、その若いスタッフさんの、笑顔と熱意、本当に好きでこの仕事をやっているんだという気持ちが、十二分に伝わってきました。(ホント感心しました。ここまで語れるとは。。。)
※冒頭の「スタッフの人たちは大変だなあ」ということは余計なお世話でしたね。こんなにプライド高く、モチベーション高く仕事に携わっている人にとっては大変さを感じていることはないんだなと。
飲食業界というと、一般的にアルバイトが中心で、入れ替わりも激しく、なかなかモチベーション管理や教育訓練等もいきわたらなかったりすることが多いです。
そんな中、今回の体験を通して、企業の資源は、ヒト・モノ・カネ・情報・・・と言われますが、やっぱり、【ヒト】がとても重要だと感じました。
だからこそ、【ヒト】を大切に、もっともっとケアをしていくべきと改めて考えさせられました。
今回は、ブルーボトルコーヒーというブランドを感じたいと思い立って店舗へ出向いたのですが、今度は、ブルーボトルコーヒーのスタッフさんの輝きを感じに店舗に出向きたいと、そう感じました。