こんにちは。
さて、最近ですが、株価が20千円を超えるなど、景気が上向き傾向にありますね。
また、ネットによる商品購入で宅配便が多く使われるようになったり、高齢社会のなかで、高齢者をサポートする仕事が多くなるなど、社会の変化もあって、人手不足がメディアをにぎわせていますね。
そのような中、人材採用ってかなり難しくなってきているわけで、一度採用した人材は、是非とも育成しながら活躍してもらいたいものですね。
特に、新卒社員であれば、なおさらです。
今は違いますが、以前の記事でも述べました通り、人事担当者でありました。
たまにですが、かつての新入社員と偶然会ったり、飲みに行ったりします。
そして、お互い話したりすると、とてもうれしくなりますね。
「〇〇さん(私のこと)がいなかったら、今の私はいませんでした・・・」
なんてことをリップサービスであっても言われると、大変うれしく思います。
一方で、いろいろな意味で、彼らの人生を変えてしまったことの責任を改めて感じます・・・。
ところで、今の新人はちゃんと活躍し続けているのでしょうか?
ということで、状況を調べてみました。
10年前とおおむね同じような離職傾向
厚生労働省の資料によりますと、卒業後3年以内に離職する人の割合は・・・
- 中学卒で約6割
- 高校卒で約4割
- 大学卒で約3割
・・・となっており、いずれも高水準で推移しています。特に1年以内の離職率が高くなっています。
よく、7・5・3なんて言いましたね。おおむね同じ傾向なんですね。
離職理由も想定内ですね。
同じく、「若年者が初めて勤務した会社を辞めた主な理由(複数回答)」を見てみると、回答が多い順に・・・
- 労働時間・休日・休暇の条件が良くなかった 22.2%
- 人間関係がよくなかった 19.6%
- 仕事が自分に合わない 18.8%
・・・となっています。
やはり、労働環境は若い人にとって大変重要なことですね。
休みが取れなかったり、一日の労働時間が長かったりすると、疲れも取れないでしょうし、友達とも遊べないですね。そうすると、一気にモチベーションが下がり、辞めることを決めてしまうのでしょう。
3番目の「仕事が自分に合わない」というのは、少し不可解ですね。キャリアが短いのに、仕事が合う合わないのがわかるのでしょうか??(オジサン的な発想ですかね?)
いずれにしましても、未来のコア人材になってもらうように、我々先輩社員がしっかりとサポートしていきましょう。
なんといっても、子は宝ではないですが、若い人たちは宝ですから・・・。
以上、「かつての新入社員と飲みながら、今の新卒者の離職率を考える【厚生労働省 従業員(若年・一般)の職場定着】」でした。