こんにちは。
社労士資格試験では、選択式試験問題と択一式試験問題の2種類を解かなくてはなりません。
そして、午後に行われる択一式試験問題については、7科目70問を3.5時間で解く必要があります。
3.5時間というかなりの長時間にわたる試験であり、終わるころにはふらふらになる状態です。
そんな耐久戦的な問題ですが、聞かれる内容としては、ざっくり言いますと・・・
- 「正しいものはどれか?」
- 「誤っているものはどれか?」
・・・です。
これが、結構厄介なんですね・・・。正しいものだったり、誤っているものだったり、法則性がなく質問されますし、また、以前も述べましたが、個数問題もあるなど脳みそフル回転状態ですね。
社労士試験の問題における正誤の傾向を調べてみると・・・
ちなみに、2016年における正誤の種類を調べてみました。すると、ほぼほぼ同数の結果となりました。
※厚年問3は「支給されるもはいくつあるか」という質問でしたので、「正」というカテゴリでカウントした。
また、2015年、2014年も同じように調べてみました。
※上記と同様に直接的に正・誤を選択するような表現ではない質問があったが、当方の判断で正・誤に置き換えた。
年次における多少の差はあるものの、直近3年において、誤りのものを聞くケースが相対的に多いことがうかがえます。
社労士試験問題を解いていると、蜃気楼?!が見えてくる・・・。
一つの問題につき、おおよそ5肢ほどありますので、単純計算で70問×5肢=350肢を読み込んでいかなくてはなりません。(私の経験では、某会社の某科目の重要過去問題集1冊分程度ですかね。)
上述の通り、3.5時間の間、ひたすら集中して試験問題を解いていると、なんだかぼーっとしてくる時間が必ず来ます。
すると・・・見えないものが見えてきてしまいます・・・。蜃気楼です。そして、社労士試験における蜃気楼とは、正しいものを選べというのに、誤っているものを選べと勝手に見えてしまうということです・・・。
社労士試験の蜃気楼はいつ出てくるのか?そのエビデンスは・・・
仮に順番に問題を解いていくと、後半である健康保険、厚生年金保険、国民年金あたりでしょうか。
出たかどうかを自身の解答した2014-2016年の問題で確認してみました。
そして、出たかどうかの確認方法ですが・・・
「問題に何を聞かれているのか印をつけているか否か」
・・・であります。
- 正しいものを選べであれば、その文言を四角で囲ったうえで「〇」をつける
- 誤っているものを選べであれば、同じくその文言を四角で囲ったうえで「×」をつける。
で、なんと、合格年である2016年は蜃気楼は出ていなかったようです。つまり、すべての設問に正誤の〇×表記がされていました!!
ということで、うまく択一式試験において集中できたのかなと思いました。
一方、不合格年である2015年を見てみると・・・
- 雇用保険・・・2
- 健康保険・・・1
- 厚生年金保険・・・1
- 国民年金・・・4
・・・が、「無印」状態でした・・・。(解答が合っていたかどうかは別です)
つまり、時間的余裕がない中で、設問をサラッと見ているような状況でしょうか。
そして、国民年金は時間がなかったのか、何なのかはわかりませんが、「無印」割合が4割に達していました。
ということで、以上のことから、社労士試験において、蜃気楼を見ないためには、設問には印をつけることです!!
当たり前のことかもしれませんが、限られた時間の中で、確実に回答するためには私はこれが良い手法でしょう。
以上、「正しいものを選ぶ問題なのに、なぜか誤っているものを選んでいる自分がいる【社労士試験における蜃気楼?!との闘い】」でした。