「奥様は、取り扱い注意」を見てDVの現状を確認するとともに社労士試験勉強内容を思い出してみる

こんにちは。
10月4日より、綾瀬はるか主演の「奥様は、取り扱い注意」がスタートしました。
DVってやっぱりひどい行為です
第1話の話としては、綾瀬はるか演じる伊佐山菜美(綾瀬はるか)が、料理教室で知り合った倉科カナ演じる水上知花が夫に日常的にDVを受けていることを、知ってその夫を懲らしめるという内容。
この夫のDVがひどいひどい。
ちょっとした妻の失態(と呼べるようなレベルではないこと)に対して、果物をタオルにくるんで、それでバシバシに叩いたり、妻の目の周りが青あざになっていて、それを隠すために大き目なサングラスをしていたり、妻が夫に生意気なことを言ったら、ナイフを妻のお腹に刺してしまう・・・。
「マジ?こんなことってあるのかな・・・」
と思ってしまいました。
ということで、DV関連の統計を見てみました。
DV関係の相談のほとんどが女性
内閣府男女共同参画局の資料によりますと、平成28年度における、DVに関する相談件数は106,367件。
性別でいうと、104,716人とほぼほぼ女性からの相談でした。
また、全体の約7割の69,780件が電話での相談ということで、相談センターへの来所に比べて電話の件数が多いことが伺えます。
その他、加害者との関係でいうと、85,429件が届出がされている配偶者に対する相談であるということで、今回のドラマの状況と同じことが伺えます。
(出典: 内閣府男女共同参画局)
相談があればまだいいほうで、相談できずにDVを受けている人は、もっといるんだろうと推測されます。
DVで思い出すのは社労士試験勉強において国民年金の免除があったなあ
そういえば、かつて社労士試験の国民年金科目の勉強の中で、DVを受けて国民年金が払えない場合は、免除申請ができる旨のことを学んだことを思い出しました。
ということを踏まえて、日本年金機構のホームページを見てみると・・・
配偶者からの暴力(DV)により配偶者(DV加害者)と住居が異なる方は、配偶者の所得にかかわらず、本人の前年所得が一定以下であれば、保険料の全額または一部が免除になります。
注:学生納付特例制度が利用できる学生の方を除きます。
注:世帯主(父母等の第三者)は、所得審査の対象となる場合があります。
・・・とありました。
で、それに関するリーフレット「DV被害により国民年金保険料の納付が困難な方へのお知らせです」には、より分かりやすく説明がなされていてました。
(出典:DV被害により国民年金保険料の納付が困難な方へのお知らせです)
ドラマの設定上では、妻は第1号被保険者ではなさそうなので、上記には該当しないのかなと思います。
とはいえ、保険料の免除の前に、まずは身の安全が大切です。
DVをされている人はなかなか他人に言い出せない状況になっているようですので、自身の周りに、不自然なケガや青あざがあった場合は、声をかけるなどをすることがDV被害者を救う最初の一歩になるのではないでしょうか。
以上、「「奥様は、取り扱い注意」を見てDVの現状を確認するとともに社労士試験勉強内容を思い出してみる」でした。