2020年度社労士試験受験、誠にお疲れさまでした。
試験直後に、SNS上には、「労一やられた!」といった悲痛な声を目にしていましたので、一体どんな問題なのかと思っていました。
昨日、試験問題がアップされましたので、早速、労一選択式問題を見てみましたが・・・えっーーーて感じです。

各種調査名を選ばせるなんて・・・やられた!と思うのもわかります。
う~ん。
今の時代、インターネットで検索しながら、ことを進めることが多いと私は思います。そのような中で、如何に「的確な検索するワード」を推測/発見し、検索までこぎつけるかが、ビジネスを成功させる上で重要ではないかと考えます。それは、問題を解決することを仕事とする社労士も同じ。
例えば、Bの問題。
「年次有給休暇の取得率」ですが、グーグルでその通りに入力すると、「就労条件総合調査」というのが一発で出てくるんですよね。
だからこそ、「検索するポイント」を本来は設問として聞くほうが、試験問題としては適しているのかなと思います。設問と答えがまさに逆です。
つまり、就労条件総合調査はどんなことを調査しているか?→選択肢として「年次有給休暇の取得率」ということのほうが、社労士たる能力を問うことに対して妥当ではないかと・・・。
少し話はそれますが、長ったらしい法律名ってありますよね。
例えば、男女雇用機会均等法。
これの正式名称を調べましたが、今回の設問の趣旨を加味して問題を出すとすると・・・
Q:女性労働者の就業に関して妊娠中及び出産後の健康の確保を図る等の措置を推進することを目的とした法律の正式名は?
選択肢
①雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律
②雇用の範囲における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律
③雇用の分野における均等な機会の確保等に関する法律
④雇用の範囲における男女の公正な機会及び処遇の確保等に関する法律
⑤雇用の分野における男女の均等な機会及び処遇の確保等に関する法律
・・・って法律名を聞いてどうするのかな?というふうに思えてしまいます。なんだか、間違い探しのようなクイズですね・・・。
色々述べましたが、労一選択式問題のいやらしさも、残念ながら社労士試験の特徴です。
広く浅くまんべんなく・・・というのが結局、労一対策になるということですかね。納得感はありませんが・・・。